日前宮薪能 |
今日は、日前宮薪能の日でした。
43回目。6時半開始ですが、まだまだ暑いですね。
次第に暗くなり、開始を待っています。
当会のホープ、宮楠君は、舞囃子「船弁慶」を。
長刀を手に、颯爽と若武者平知盛の亡霊を演じます。
華やかな、若々しい知盛です。
初めて会った、小学校1年生のやんちゃで、言うことを効かなかった、あの宮楠君が、立派に舞っています。
狂言は、大蔵流の茂山茂師と鈴木実氏の「柑子(こうじ)」。
初めて見ましたが、預かった三成(枝に実が三つなった)の柑子(こうじみかん)を食べてしまった太郎冠者の言い訳のお話。
大体、このような狂言では、問題を起こしそうな太郎冠者に物を預けることが間違いでしょうね。
それとも、何かが起こるのを見越してしているのかもとも思ってしまいます。
そして能は「自然居士(じねんこじ)」
狂言口開けで、逸平ちゃんがアイとして最初に登場します。
自然居士(仏教の説教者)が、芸尽くしによって、少女を人買いから救う、見ようによっては、アクション劇です。
衣装の付け替えには、後見の人が活躍します。
分林道治師が華麗に中の舞や鞨鼓の舞を見せてくれます。
今回の日前宮薪能に出演の皆さんの多くは、私たちの「万葉薪能」にも出演していただくので、終演後に挨拶させていただきました。 |
【2018.07.27 Friday 01:52】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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