能・狂言、セミナーやワークショップなどのブログです。
会報76号
もう6月です。

梅雨入り前の晴天を楽しみたいところですね。

和歌浦の蓬莱岩では、もう水に入っている人がいました。


蓬莱岩

7月からは、能楽のワークショップが始まります。

また、そろそろ本番に向けて、応援していただける方々のところに運営委員がお願いに行き始めると思います。よろしくお願いします。

さて、その前に、会報76号が完成しました。


会報76号

会報76号

会報76号

会報76号

「能楽のワークショップ」のこと、第1回と第2回のセミナーのこと。

そして、今回は、近畿大学名誉教授の村瀬憲夫先生の「和歌浦の謎に迫る」が掲載されています。

表題に(一)となっているので、(二)は当然として、(三)も(四)もあるのかなと楽しみにしています。

友の会会員の方や、賛助会員の方々には、もうすぐ郵送させていただきます。

会報を見てみたいという方がいらっしゃれば、連絡を頂ければ送らせていただきますので、よろしくお願いします。
【2016.05.31 Tuesday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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高津子山を桜の山に 5月の作業
「新緑」が次第に「深緑」という言葉がふさわしくなってきました。

高津子山

高津子山では、ツツジが終わって、これから紫陽花が咲いていくという状態です。

でも足元に気を付けて歩くと、いろんな花が咲いています。


高津子山     高津子山

昨年植樹した桜は、もう私たちの背丈を越えています。

高津子山

今年植えた桜も、順調に成長しています。

高津子山

春から初夏にかけては草木の勢いも増し、木々の繁茂する季節です。

月に一度、薪能の会で綺麗にしている山道も、すぐに草木に覆われてしまします。


高津子山
ボランティアの方々は、それ以外にも、時間を作って、整備に汗を流していて下さいます。

次第に暑くなり、作業もたいへんだと思います。

水分の補給も怠りなく、体調に十分注意して、作業してください。

いつものように午前930分、元ロープウェイ発着場集合。

簡単な昼食を挟んで、午後3時までの予定です。

都合のつく時間だけの参加、午前のみ。午後のみの参加も大歓迎です。
【2016.05.21 Saturday 21:30】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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日本芸術文化振興財団事務手続き相談会
19日(木)京都市国際交流会館で、日本芸術文化振興財団の説明会が開かれたので、参加してきました。

南禅寺や平安神宮の近くなので、少し早く行って、散策してから臨みます。


平安神宮     平安神宮 神苑

平安神宮の神苑では、カキツバタとスイレンが綺麗に咲いています。

平安神宮神苑     平安神宮神苑

南禅寺も少し散策します。

南禅寺     南禅寺

日本芸術文化振興財団の助成金を頂いて、6年目になります。

薪能を開催するのは、多くの費用が発生します。

会員の皆さんの会費やチケットの販売、協賛していただいた方々からの賛助金だけでは、運営していけないのが実情です。

かなり大量の書類が必要ですが、不足のないように確認します。

会場は、3階の研修室。今回は、個別相談会です。


京都市国際交流会館     芸文説明会

和歌の浦万葉薪能の会の活動は、審査員の皆さんからの評価が非常に高いと言っていただきました。

特に、能楽のワークショップは、全国的にも珍しいもので、高く評価しているとのことでした。

今年も、そろそろ、10月の薪能に向けての活動が始まります。

いろいろとご協力のお願いもさせていただくと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
【2016.05.20 Friday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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和歌祭り
515日(日)は、紀州東照宮の例大祭「和歌祭り」です。

紀州東照宮

江戸時代の元和8年(1622)に始まり、今年で394年目になる伝統のある祭りです。

今は、駐車場に、御所神輿が飾られています。


和歌祭り
当日は、午前1130分に東照大権現の神輿が、東照宮の108段の石段を勇壮に駆け下ります。

和歌祭り

それを見ようと大勢の方が押し寄せます。

そして12時より、その神輿に続いて、様々な行列が練り歩きます。


和歌祭り

和歌の浦をぐるっと一周して、終わるのは、午後5時頃になります。

例年通り、お祝いを届けに行ってきました。


紀州東照宮

これも例年通り、御下がりをいただいてきました。

紀州東照宮
【2016.05.13 Friday 21:30】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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紀州徳川家版能「石橋」の全編上映
和歌山城内の和歌山歴史館でも公開されている、紀州徳川家版能「石橋(しゃっきょう)」の全編上映が、5月7日(土)私立博物館で行われました。

和歌山市立博物館

和歌の浦万葉薪能の会からは、誘い合わせたわけでもないですが、4人が出席。

学芸員の方からの説明のあと、1時間16分の全編が上映されました。


紀州徳川家版能「石橋」の上映

「石橋」は、室町時代に成立した演目で、獅子が登場して激しく舞うため、舞うのが難しく長い間途絶えていたそうです。

それを2代将軍秀忠が、復活させます。

その兄に対抗するように、紀州藩主徳川頼宜が古い伝承を元に独自に復活。


紀州徳川家版能「石橋」の上映        紀州徳川家版能「石橋」の上映

そこには、幕の内、衣装、置き所、花の寸法まで頼宣が手掛け、舞の所作や囃子にも独自に工夫されているようです。

紀州徳川家では、この演目を秘曲とし、選ばれたもののみに相伝させます。しかし、藩の消滅とともに、受け継がれることなく途絶えていました。


紀州徳川家版能「石橋」の上映        紀州徳川家版能「石橋」の上映

「石橋」は、普段は、獅子が舞い踊る後半部分だけが、半能として演じられることが多いようです。

今回初めて全編を通して観ましたが、前半部分は、やはり少し難しかったですね(笑)


解説をされた学芸員の方は、薪能の会ではお馴染みの橋本忠樹師のお弟子さんのようで、終わった後、そんな話にも花が咲きました
 
【2016.05.08 Sunday 15:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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