日前宮の薪能に行ってきました。
今年で、40回目だそうです。
6時30分開演ですが、開場の5時45分から、大勢の人が並んでいました。
日中の暑さも、日が沈むと風も吹いて、過ごしやすくなりました。
火入れ式や挨拶のあと、宮楠昂之君の舞囃子「吉野天人」。
宮楠君は、現在中学3年生。小学校2年生の時から、当会の「能ワークショップ」に参加しています。
立派な舞を見ていると、あのやんちゃで落ち着きのなかった子が…と少し感慨深いものがあります。
続いて大蔵流狂言「鬼瓦」。茂山七五三師と宗彦師。
会場が笑いで包まれます。
七五三師は、普段から楽しい方です。
小林慶三師の仕舞「羽衣」。
83才の先生が、天女になり、羽衣を付け、空に消えていきます。
能は、「高砂」、今回は、半能で、その後半部分を演じます。
住吉明神の分林道治師とワキの原大師。
住吉明神が、神々しく、颯爽と舞い、悪魔を払い、民の長寿を寿ぎ、平安な世を祝福します。
今回の囃し方の太鼓は、今「太鼓のワークショップ」をお願いしている前川光範師のお父さんの光長師。
手組を教わっているので、興味深く見てしまいました。