各地から、紅葉の便りが届いています。
数字との格闘に疲れたので、一段落したところで、高野山まで紅葉狩りに出かけました。
紅葉の最盛期とは言え、それほどの人出ではないだろうと、高を括って出掛けましたが、高野山道路の途中から渋滞が始まり、それが山上まで続きました。
「ヴェトロモンターニャ高野山2013」というクラシックカーの祭典が開かれていた関係もあるのでしょうね。
でも人出が多いのも頷ける景色です。あちこちの寺院で、もみじの赤や銀杏の黄色が妍を競っています。
金剛峰寺の正門前も綺麗に紅葉しています。
その金剛峰寺から壇上伽藍に通じる「蛇腹道」も見事に紅葉しています。
歩みを緩めて、ゆっくりと通ります。
その蛇腹道を抜けると、東塔から大会堂、そして鮮やかな根本大塔に進みます。
御影堂や西塔を通り壇上伽藍を抜けて、渋滞中に一際目を引いた西南院の紅葉を確認しに戻ります。
せっかくなので、第2駐車場で行われていた「ヴェトロモンターニャ高野山2013」も覗いてみます。
1970年以前に製造された車たちが、80台集合しています。
かつてのスーパーカーブームで胸躍らせた、ロータスヨーロッパやランボルギーニカウンタック。ボンドカーになったトヨタ2000GT、初めてのロータリーエンジンのコスモスポーツ。
ルパン3世の乗っていた車や、MGやベントレーのクラシックカー、いろんなポルシェが、ずらりと並んでいます。
一通り楽しんだ後、奥の院に向かいます。奥の院は、樹齢1000年を超える杉木立の中、多くの墓石や慰霊塔が建っています。
今回は紅葉が目当てなので、秀吉や信長、その他20万基を超える諸大名の墓所は、素通りします。
奥まった所、御求所の紅葉が見事だと言われてきたので、これも確認します。
静かな庭に1本の紅葉が… 。ほんの少し盛りは過ぎたようですが、それでも綺麗で華やかな紅葉です。
壇上伽藍や蛇腹道がライトアップされるというので、精進料理の夕食をいただきながら、暫く待ちます。
さぁ、時間と進んでいくと、根本大塔や鐘楼がライトアップされています。
夜と昼では、表情も一変します。
蛇腹道も、光が当てられ、綺麗です。
しかし、夜桜もそうですが、紅葉のライトアップも、写真に撮るのは難しいですね。