今年の万葉薪能は、10月13日(日)です。 |
今年の薪能は、10月13日(日)。 15年目になります。 場所は、ずーっと片男波公園野外ステージ。 すっかり和歌山の秋の風物詩として親しまれています。 寺社や自治体主催ではなく、完全に民間が主催する薪能で、15年続いているところは殆どないようです。 15年前、この薪能を始めた頃は、各地で薪能が開催されていましたが、今はそれも少なくなっています。 そんな中、公演を続けることができたのは、会員各位の努力は当然ですが、それにもましてスポンサー並びに友の会会員として支えてくださる皆様、チケットを購入してくださる皆様のおかげと感謝しています。 若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る 山部赤人の万葉歌の地元和歌の浦で、その歌にちなんだ能「鶴」を上演したいと思って始めた会です。 その感動が忘れられずに、知らないうちに15年が経っています。 役員を始め、運営委員の顔ぶれも変わってきて、初回から参加している者は、数えるほどになっていますが、その心持は引き継がれていると思っています。 出演も、喜多流の松井彬師と観世流の小林慶三師に交代で勤めていただいています。 15年の間には、最初は一人でシテを演じていただいていた小林師も途中から、片山清司師と前シテ後シテと分けるようになり、ここ2回の公演では、能は片山師に任せて、ご自身は仕舞を演じられることに。 その片山清司師も2年前、10世片山九郎右衛門を襲名しました。 また今年6年目になる「能ワークショップ」で、最初ぎこちない仕舞を舞っていた子が、成長して本当の舞台でプロの能役者と共演するまでになっています。 月日の経つのは、本当に早いものですね。 まだまだ続けていきたいと思います。 より一層のご協力をお願いします。 |
【2013.09.28 Saturday 16:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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