今年の薪能を無事に終え、今はその報告に奔走しています。
スポンサーの皆様からの応援や、チケットの売り上げだけでは、残念ながら薪能を開催できません。
そのため、いくつかの補助金をいただいています。
その報告をしたり、また来年の申請をしたりしなければいけません。
その資料を集めたり、収支決算の報告をします。
それが終わったら、来年6月28日(金)午後6時30分より、県民文化会館で開催する『 野村萬斎狂言会 』の準備を始めます。
野村萬斎
友の会会員の方から、先行販売をしますので、良い席でご覧になりたい方は、この機会に友の会会員になっていただければと思います。
友の会のご入会は、こちらから開催の連絡はさせていただいていますので、「チケットが売り出されたらすぐに買う。」という方もたくさんいらっしゃいます(笑)
ちょうど、その野村萬斎主演の
『のぼうの城』が公開されます。
今、あちこちで宣伝しているので、ご覧になった方も多いかと思います。
この映画もヒットしてもらって、来年の『野村萬斎狂言会』 にも多くの方に来ていただきたいですね。
『 のぼうの城 』
天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、最後の敵である北条勢を攻撃目標に定めていた。周囲を湖で囲まれ “浮き城” の異名を持ち、人々が平穏に暮らす “忍城(おしじょう)”もその一つ。秀吉は圧倒的な力を世間に誇示すべく、わずかな兵力の忍城に対し2万の軍勢で落とすよう、寵愛の家臣・石田三成に命じる。
三成率いる天下軍の足音が迫り、忍城の侍たちに緊張が走る中、田んぼで農民や子どもたちと、楽しそうにたわむれる侍、成田長親(なりたながちか)がいた。城主・成田氏長の従弟でありながら、武将に求められる智も仁も勇もないが “人気” だけはある不思議な男。領民からでさえ “でくのぼう” を意味する “のぼう様” の愛称で呼ばれ、皆に慕われていた。
長親に密かに想いを寄せる城主の娘、甲斐姫。長親の幼馴染で歴戦の強者、丹波。その丹波をライバル視する豪傑の和泉。戦の経験は無いが、“軍略の天才” を自称する、靭負。
緊迫する仲間たちを前に、長親はどこ吹く風とばかりに「北条家にも、関白にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなぁ〜」と呑気なことを言って、皆を唖然とさせるのだった。
野村萬斎の「のぼう様」
凄まじい数の天下軍が遂に忍城を包囲した。城主・成田氏長は「秀吉軍とは一戦も交えずに速やかに開城せよ」との言葉を残し、長親に城を任せ、既に小田原に向かっていた。忍城のたった500人の軍勢では2万の大軍相手に戦っても勝ち目のないことは誰の目にも明らかだった。やむなく開城することを決意する長親たち。だが、天下軍の威を借り、なめきった態度を取る長束正家と対面した長親が思わぬ一言を発する。
「戦いまする」・・・そして、誰の目にも絶対不利な、たった500人の軍勢対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされた…
あとは映画館で、お楽しみください。