NPO法人「和歌の浦万葉薪能の会」には、いくつかの事業があります。
その一つが「高津子山を桜の山に」です。
高津子山は、和歌浦湾から吹き上げる心地良い潮風と、木々の匂いが薫る標高約150mの里山です。
かつては「新吉野」と称され、ロープウェイが架かり、頂上の回転展望台は多くの人で賑わっていました。頂上までの散策路もあり、早咲き桜の名所として有名でした。
頂上からの眺めは絶景で和歌の浦国名勝指定地域などをはじめ和歌山市内や遠くは淡路島、四国も望むことができます。
しかし1997年ロープウェイが廃止され、回転展望台も撤去されました。
それ以降放置され、荒れ放題になっていたのを、8年ほど前からNPO法人「和歌の浦万葉薪能の会」の有志が、環境庁(現在は環境省)の許可を得て、調査と伐採、手入れを始めました。
ここは、瀬戸内海国立公園の第2種特別地域にあたるため、整備をするにも環境省の許可が必要です。
荒れていた散策路を切り開きます。
数年前から毎年4月に「桜ウォーク」というイベントも開催しています。
毎回100名ほどの参加者があり、なかには昔を懐かしむ年配の方から、3才の幼児までいらっしゃいます。
平成24年の「高津子山を桜の山に」の清掃活動日も決まりました。
1月22日、2月19日、3月4日、4月8日、5月20日、6月3日(いずれも日曜日)です。
時間はすべて、9:30〜15:00。
参加できる時間帯で結構です。
軽食も用意していますので、お気軽にご参加ください。