狂言ワークショップ、無事に開催しました |
7月7日(土)午後2時より、毎年恒例の「狂言ワークショップ」を市民会館4階和室で開きました。
大雨が続く天候の中、それでも9名の方が参加してくれました。
大蔵流狂言方の善竹忠重先生率いる「志芸の会(しげのかい)」の皆さんに、楽しく指導していただきます。
まず、牟田素之師より、狂言のことを簡単に話していただきます。
次に、狂言「盆山」を鑑賞。
ある男が、「盆山」を盗みに入るが、主人に見つけられ犬や猿の鳴きまねをさせられ、最後に鯛の鳴き声まで要求されて…というお話です。
装束こそつけませんが、演じている人の息遣いも感じられる距離で演じられる狂言を大いに楽しんでいただきます。
戸をあけるときには「サラ、サラサラサラ」、鋸(のこぎり)で竹垣をひき切るときには「ズカ、ズカズカ、ズッカリ」そいう擬音にも、子どもたちは大笑いです。
そのあとはワークショップ。
まず、お腹から出す発声の練習。
そして主人と盗人の場面をお互いに演じます。
主人が「鯛ならヒレを立てたら鳴きそうなものじゃ。鳴かぬなら芋刺しにしてくれよう」
答えに窮した盗人は、苦し紛れに「タイ〜!」と叫ぶ場面。
なかなか難しい場面ですが、皆さん楽しそうに演じています。
最後に小さな女の子から、「狂言では、犬は、びょうびょうと鳴くけど、猫はなんて鳴くの?」という質問が出て、答えに窮していました。
なぜか狂言には、猫は出てこないそうです。
皆で大笑いをして終了。
もちろん、挨拶もきちんとします。
今年も、楽しいワークショップ、皆さん、楽しかったと言ってくれました。
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【2018.07.07 Saturday 23:21】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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