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第20回和歌の浦万葉薪能

1999年に第1回万葉薪能を開催してから、今年は20年目になります。

 

記念の公演と言うことで、出演者も多く華やかな能「紅葉狩」と祝祭性に富んだ狂言「蝸牛」を上演します。

 

その番組表が、片山家能楽・京舞保存財団より、送られてきました。

 

第20回万葉薪能

 

「紅葉狩 鬼揃 (もみじがり おにぞろえ)


秋も半ば、信州戸隠の山中、四方を錦に染めた紅葉を愛でつつ美しい女性達が酒宴を催しています。

 

第20回万葉薪能

 

そこへ、鹿狩りにやって来た平維茂(これもち)の一行が通り過ぎようとすると、彼女達と共に紅葉と酒を楽しもうと誘われてしまいます。

 

むげに断るわけにも行かず、維茂は次第に深酒に酔いしれ、前後を忘れて寝てしまいます。

 

寝込んで夢心地の維茂の前に石清水八幡の末社神が現れ、彼女たちは鬼であり、早く目を覚ますようにと告げ、神剣を与えます。

 

第20回万葉薪能

 

目を覚ました維茂は襲いかかる鬼に立ち向かい、激しい攻防の末、ついに鬼を切り伏せ退治に成功します。

 

 

「蝸牛(かぎゅう)

 

山伏が早朝の出立のため、眠くなり、藪の中で休んでいます。

 

そこに主人と太郎冠者が登場し、長命の祖父にますます長生きしてもらうためには蝸牛を食べさせるのが良いと聞いていた主人が太郎冠者に蝸牛を取ってくるように命じます。

 

蝸牛を知らない太郎冠者は、藪にいて、「頭が黒く、腰に貝をつけ、折々は角を出す」と教えられたので、山伏を蝸牛と信じてしまいます。

 

蝸牛ではないかと尋ねられた山伏は笑いながら、太郎冠者をからかって楽しんでやろうと、「雨も風も吹かぬに出ざかま打ち割ろ」と囃させ、自分は「でんでん虫々」と謡い、浮かれて盛り上がったところにやって来た主人は……。

 

第20回万葉薪能

 

本来のシテは山伏で、以前の和歌山公演でも、野村萬斎さんがシテとして山伏を演じていましたが、今回息子の裕基さんが小アドとして山伏を演じるので、敢えてシテは太郎冠者として野村萬斎さんが演じるという連絡を頂いています。

 

第20回万葉薪能

 

親子の共演になります。TVCMで見る、裕基さんの若々しい山伏も楽しみです。

【2018.03.18 Sunday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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