能・狂言、セミナーやワークショップなどのブログです。
あけましておめでとうございます。

和歌の浦万葉薪能の会

 

あけましておめでとうございます。

 

今年は、元日から、地震や事故で、何とも重苦しい年初です。

 

南海トラフ地震も、いつ起こっても不思議ではないので、他人事とは思えません。

 

能登半島地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、今年も114()の「高津子山を桜の山に」の作業から始まります。

 

高津子山を桜の山に

 

「第25回和歌の浦万葉薪能」は、1013()

 

その他も例年通りの行事の予定ですが、87()に、2年ぶりに「野村萬斎狂言会」を開催することが決まりました。

 

野村萬斎狂言会

 

詳細が決まり次第、お知らせさせていただきますので、楽しみにお待ちください。

 

218()に通常総会を開き、今年の計画が決定します。

 

いろいろな方面でのご協力も、これからも何卒よろしくお願いいたします。

【2024.01.06 Saturday 11:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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第二部 狂言と能

第二部は、大蔵流狂言「太刀奪(たちうばい)」です。

 

「泥棒を捕えて縄を綯う」という諺を、そのまま舞台上で演じるものです。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

体育館だからか、時々声が響いて聞き取りにくい場面もありましたが、客席では、いつものように笑い声が起こっています。

 

今年の薪能

 

次は、観世流能「敦盛(あつもり)」です。

 

今年の薪能

 

10代半ばで命を落とす、笛の名手で美少年の悲劇の公達敦盛と、その敦盛を手にかけた痛ましさに無常に感じ、今は出家して連生法師となっている熊谷次郎直実の物語です。

 

静かに始まった前場、間狂言。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

後場では、敦盛の霊が、戦の場面を再現していくクライマックスに向って徐々に高まり、最後は、笛、小鼓。大鼓も一体となって、九郎右衛門さんが、迫力のある舞を舞います。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

今年の薪能     今年の薪能

 

それが次第に静かになり、連生法師に回向を頼んで消えていくまで、一気に見せてくれました。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

観客の皆さんも引き込まれたように観ています。

 

今年の薪能

 

どこを切り取っても、一枚の絵のような舞台でした。

 

この舞台を、潮風に吹かれながら、篝火の下で観られたら、素晴らしかっただろうなと思います。

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来年は、野外特設ステージで実施できますように。

【2023.10.14 Saturday 18:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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第一部 能楽ワークショップ

第一部は、能楽ワークショップの発表です。

 

4才から14才の子どもたちが、練習してきた仕舞を披露します。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

着物を着て舞う子どもたちに、客席からは、「可愛い〜!」という声がとんでいます。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

終わった後、子どもたちに「上手にできた?」と聞くと「バッチリ〜!」という声が返ってきました。

 

今年の薪能     今年の薪能

 

今年の薪能


和歌山大学の学生たちの連吟も、太鼓ワークショップの発表も、揃ってうまくいったようです。

 

今年の薪能     今年の薪能     

 

今年の薪能

【2023.10.14 Saturday 17:45】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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第24回和歌の浦万葉薪能、開催しました。

24回和歌の浦万葉薪能は、108()に、雨のため健康館アリーナでの開催になりました。

 

一昨年まで、22年間ずっと屋外で実施できたのですが、2年連続で屋内での実施です。

 

1部の能ワークショップに出演する子どもたちも、「外でしたかったなぁ」と言っていました。

 

万葉館の一階のフロア全面に、ブルーシートを敷き詰めます。

 

今年の薪能

 

ブルーシートがずれないように、しっかりと床面と接着します。

 

ブルーシートにモップを掛けます。

 

次に椅子を運び出して、並べます。

 

別の部屋では、能ワークショップに出演する和歌山大学の学生にも手伝ってもらって、お渡しするプログラムやチラシを用意しています。

 

今年の薪能

 

60人以上の方が手伝ってくれているので、割合早く終わります。

 

屋外で実施する時は、テントや椅子、机などもトラックで何往復もして、すべて運び出して設置しないといけませんが、その点は楽でね。

 

舞台では、最後の設えをしています。「万葉薪能」の提灯もかけます。

 

今年の薪能

 

揚幕が使えないので、役者が出るところがはっきり見えないように隠します。

 

目付柱や橋掛かりの松も設置します。

 

今年の薪能


舞台が出来上がると、能ワークショップと太鼓ワークショップの最後のリハーサルです。

 

今年の薪能

 

前夜、宮崎での公演を終えた九郎右衛門さん一行は、事務局の木村屋旅館で昼食を摂って休んでいるので、挨拶にも向かいます。

 

それぞれが、それぞれの役割を果たしているうちに、準備が整ってきます。

 

今年の薪能


午後3時、舞台で場当たりが行われている頃、お客さんが並び始めますので、お迎えする準備に入ります。

 

今年の薪能

 

大勢並んでいただいたので、午後4時の開場より少し前に入場を開始します。

 

今年の薪能

 

さぁ、始まります。

【2023.10.14 Saturday 17:34】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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第24回万葉薪能は、アリーナで開催しました。

108()は、天気予報通り、雨になりました。

 

前日から、アリーナでの開催も視野にいれて準備していましたし、昨年に続いて2回目なので、少しは慣れています。

 

でもやはり、潮風に吹かれながら、篝火の下で、実施したかったですね。

 

能楽ワークショップに出演した子どもたちも、「外でしたかったぁ」と言っていました。

 

でも、とにかく無事に開催出来てよかったです。ありがとうございました。


詳しい報告は、また後ほど。

 

和歌山新報が、その記事を掲載してくれています。

 

今年の薪能

【2023.10.11 Wednesday 23:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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