能・狂言、セミナーやワークショップなどのブログです。
東大寺二月堂のお水取り

春を告げる行事と言われる、東大寺二月堂のお水取り。

 

「修二会(しゅにえ)」と言います。

 

修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」。


日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の前で、懺悔することを意味するそうです。

 

天災や疫病や反乱は国家の病気と考えられ、そうした病気を取り除いて、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を願う行事とされています。

 

東大寺のながい歴史にあって、二度までもその大伽藍の大半が灰盤に帰してしまった時ですら、修二会だけは「不退の行法」として、天平勝宝4年(752)より一度も絶えることなく、連綿と今日に至るまで引き継がれてきました。

 

今年で1269回目です。

 

220日より別火(べっか)と呼ばれる前行が始まり、31日から14日まで本業が勤められます。

 

この行を勤める練行衆の道明かりとして、大きな松明に火が灯されます。

 

その行中の312日深夜、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われます。

 

その最終日の314日、土曜日だったので、久しぶりに行ってみることにしました。

 

この時期なので、人出も少ないかなぁと思いながら、車を走らせます。

 

最終日のお松明は、630分頃。舞台の下に陣取るには、いつもなら2時間くらい前に行かないといけません。

 

今年も、念のためそのくらいに着くようにします。

 

地下駐車場に車を入れて、外へ出てみると激しい雨が降っています。

 

よし、これで人出も少なくなるかと思い、少し雨宿りをして、勢いが少し弱くなったので、傘をさして、東大寺を目指します。

 

午後4時半頃二月堂に到着。舞台直下もまだ少し空いています。

 

東大寺二月堂お水取り

 

雨上がりで、舞台下の芝生は傾斜があるため、余計に滑りやすくなっているので、気を付けます。

 

東大寺二月堂お水取り

 

午後5時頃、私のいる舞台下の芝生も、入り口が閉じられ、入れなくなっています。

 

東大寺二月堂お水取り

 

午後630分、全ての灯りが消され、お松明が階段を上がってきます。

 

東大寺二月堂お水取り

 

313日までは、松明が11本、順番に廻廊を駆けますが、最終日は10本の松明が舞台上に並びます。

 

東大寺二月堂お水取り

 

そこで、見得を切るように大きく火の粉を落とします。

 

東大寺二月堂お水取り

 

舞台下では、歓声や悲鳴が上がっています。

 

東大寺二月堂お水取り

 

お松明の火の粉を浴びると健康に過ごせると言われていますが、何年かは過ごせそうなくらいに浴びました()

 

東大寺二月堂お水取り

 

お松明が上がって、火の粉がすべて落ちるまで、15分くらいでしょうか?


写真を撮るには少し近すぎましたね。

 

東大寺二月堂お水取り
 

ゆっくりと夜の東大寺を戻り、奈良の一番桜として有名な枝垂れ桜のある氷室神社へ。

 

枝垂れ桜は、さすがにまだ蕾でしたが、白モクレンが満開でした。

 

東大寺二月堂お水取り

【2020.03.16 Monday 21:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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薪能の会、今年の行事予定

31日の通常総会で承認された、今年の行事予定です。

 

コロナウィルスの具合では、実施できないものもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

1回セミナー 「桜ウォーク」45日(日)午後130分 和歌浦天満宮集合

 

高津子山を桜の山に

 

会員の服部薫さんの案内で、桜花満開の高津子山を巡ります。

 

高津子山を桜の山に

 

2回セミナー 「万葉の故地―和歌の浦を写す」426日(日)午後130分 和歌浦漁港集合。

 

和歌の浦を写す

 

写真家の松原時夫先生と辿る和歌の浦。10年目になります。

 

和歌の浦を写す

 

今年は海岸線を辿ります。

 

能ワークショップ 

 

観世流能楽師小林慶三師の指導による「ワークショップ」。13年目になります。

 

長く参加している子どもの中には、プロを目指す子も出てきています。

 

能ワークショップ

 

6回の練習を重ね、薪能の本番の舞台で発表します。

 

太鼓のワークショップ

 

金春流太鼓方前川光範師に教えてもらう「太鼓」。今年で6年目です。

 

太鼓のワークショップ

 

能囃子には、四拍子と言われる、笛、大鼓、小鼓、太鼓という四つの楽器の役があります。

 

そのうち太鼓方は、主として能の後半部分に演奏を行いますが、その演奏部分に入ると、他の打楽器をリードする立場に立ち、一曲のリズムを統御します。

 

 

高津子山を桜の山に

 

高津子山を桜の山に

 

例年通り暑い7月、8月を除いて、月に一度行います。

 

以下今年の予定です。

 

38日、412日、517日、614日、913日、1025日、118日、1213日。

 

和歌祭りの5月と薪能の10月を除いて、第2日曜日です。

 

原則930分集合、簡単な昼食を挟んで午後3時まで。

 

22回万葉薪能 1011日(日) 午後4時開場 午後420分開演

 

片男波公園野外ステージ(雨天の場合は、健康館アリーナ)

 

1部 能楽ワークショップの発表  小林慶三・前川光範

 

能ワークショップ

 

太鼓のワークショップ

 

2部 大蔵流狂言 「棒縛」 茂山逸平 他 

 

逸平 棒縛

 

観世流能  「熊坂」 片山九郎右衛門 他

 

熊坂

 

実施する前には、このブログやFacebookTwitter等で告知します。

 

ニュース和歌山などのイベント欄にも掲載してもらいますので、奮ってご参加ください。

 

このほかにも、会報は、年に4回発行予定。

 

また今年は、以前発行した10周年記念誌に続いて、20周年記念誌も発行する予定です。

 

よろしくお願いします。

【2020.03.03 Tuesday 21:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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熊野三山の奥宮、玉置神社へ

熊野三山に詣でた後、その熊野三山の奥宮、1,076mの玉置山の山頂近くの玉置神社へ。

 

玉置神社

 

熊野三山は、何回か訪ねたことはありますが、ここは初めてです。

 

そこに行く林道は狭くて厳しいということでしたが、それほどでもありません()


所々で行き違いもできますし、路面も舗装されています。

 

玉置神社

 

趣のある社殿と樹齢三千年の神代杉を始めとする杉の巨樹群に圧倒されます。

 

玉置神社
 

玉置神社

 

とりあえず、山頂は踏んでおきます。

 

玉置神社

 

ここは、雲海の名所だそうで、近いうちにまた来てみたいと思います。

 

大峯奥駈道の北部の山々はだいたい登りましたが、南部はまだまだです。

 

玉置神社

 

いつか縦走したいとも思いますが、奈良の吉野から熊野本宮大社まで全長100km、累積標高7,700m、1,200m〜1,900mの稜線上を辿るので、6日くらいかかります()

【2020.01.03 Friday 14:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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甦りの地、熊野への初詣

明けましておめでとうございます。

 

今年は穏やかな元旦になりましたね。

 

大晦日から元日の朝にかけて、那智の滝と三重塔がライトアップされるというので、少し遠いですが、「よみがえりの地」熊野三山に初詣に行ってきました。

 

以前と違って、道路事情がよくなったので、近くはなりましたが、それでも結構時間はかかります。

 

やはりお正月ですね。

 

夜明け前ですが、阪和道も紀勢道もそれなりに混んでいます。

 

終点で下りてから、渋滞はしていませんが、ず〜っと車列が続きます。

 

潮岬などで初日の出をみようという人がたくさんいるようです。

 

熊野那智大社に着いたのは、空が白んできた頃、何とかライトアップには間に合いました。

 

熊野那智大社


初日の出も境内からゆっくりと見ます。

 

那智大社初日の出

 

那智大社初日の出

 

那智大社初日の出

 

神木の楠も回り、青岸渡寺にもお参りします。

 

那智大社の神木

 

熊野那智大社

 

青岸渡寺

 

そのあと、熊野速玉大社では、ご神木の梛の木を回り、

 

熊野速玉大社

 

熊野速玉大社

 

速玉神社の神木

 

熊野本宮大社では、大斎原でも、ゆっくりしました。

 

熊野本宮大社

 

大斎原

 

大斎原

 

早かったので人出はそれほどではなかったですが、本宮大社になると10時近くになったこともあり、臨時駐車場に回されました()

【2020.01.02 Thursday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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今年もお世話になりました。

今年も、行事に追われながらも、何とか無事に1年を過ごすことができました。

 

特定非営利活動法人「和歌の浦万葉薪能の会」の事業年度は、11日〜1231日まで。

 

新年からは、一応新しい年度の活動が始まります。

 

まずは5年続けようと言って始めた薪能。 

 

それが、次は10年、そして15年と夢中で続けてきた結果、20年を越えました。

 

これも、偏に応援してくださる会員の皆様、また手伝っていただけるボランティアの皆様のお蔭です。

 

ありがとうございました。

 

始まった頃、小林慶三先生から「30年続ければ一人前」と言われましたが、これからは、その30年に向かって進んでいきたいと思います。

 

今年は、3月7日の「20周年記念事業〜野村萬斎狂言会」で始まりました。

 

野村萬斎

 

野村萬斎狂言会

 

そのあとは、いつものように、高津子山の「桜ウォーク」が331日(日)。

 

桜ウォーク

 

松原先生の「万葉の故地 和歌の浦を写す」が、526日(日)。

 

万葉の故地・和歌の浦を写す

 

8月からは、5年目の「太鼓のワークショップ」、12年目の「能ワークショップ」が始まりました。

 

太鼓ワークショップ

 

能ワークショップ

 

9月は、薪能本番の準備で大忙し。何回も会議を開きます。

 

10月、いよいよ「第21回和歌の浦万葉薪能」。

 

第21回和歌の浦万葉薪能

 

例年通り、台風の心配をしなければなりませんでしたが、今年も雨は降りませんでした。

 

第21回和歌の浦万葉薪能

 

薪能が終わると、その報告や来年の計画に11月末まではかかります。

 

また、和歌浦の里山、高津子山の整備を始めて18年の「高津子山を桜の山に」では、78月を除いて毎月1回清掃と整備をしています。

 

高津子山を桜の山に

 

こういう1年がまた始まります。

 

来る2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。

【2019.12.31 Tuesday 17:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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