能・狂言、セミナーやワークショップなどのブログです。
第14回万葉薪能 ドキュメント その2
観客の方が入場し、少し落ち着いてきたら、火入れ式が始まります。

和歌浦天満宮 宮司 小板政男氏による儀式です。

薪能 火入れ式

舞台袖では、NHKの取材が進行しています。

能ワーク NHK取材

子どもたちを中心に取材しています。

NHK 堤君への取材

特に前回の放送でもインタビューを受けた堤君は人気です。


さぁ、いよいよ能ワークショップの始まりです。

大勢の観客の前で、緊張気味です。

まず大人の方が、謡曲「鶴亀」を連吟します。

能ワーク 大人の連吟
 

鞍馬天狗に出演する子どもたちの謡。

全員黒い衣装です。

能ワーク 子どもたちの謡  

初めて参加の6才の増本悠希ちゃんの仕舞「老松」。

能ワーク 子どもたち  

堀真理子ちゃん日向子ちゃん姉妹と岡田葵ちゃんの仕舞「猩々」

能ワーク 3人の子どもたち

高橋紀子さんの仕舞「敦盛」

能ワーク 高橋紀子さん

宮楠昂之君の仕舞「経正キリ」

能ワーク 宮楠昂之君


能ワークショップの発表が終わると、いよいよ第2部です。

能ワークショップの指導をしていただいている、小林慶三師の仕舞「天鼓」。

続いて、大蔵流狂言「口真似」

狂言「口真似」

太郎冠者の茂山千五郎師と主人の茂山逸平師

狂言「口真似」

客の茂山茂師と太郎冠者の茂山千五郎師

茂山千五郎師は、昨日はお孫さんの運動会だったと、あとで話してくださいました。

能「鞍馬天狗」が始まります。

薪能 片山九郎右衛門  

山伏姿の片山九郎右衛門師。

子どもたちも、片山清愛君と一緒に、きちんと並んでいます。

能ワーク 子どもたち整列

右から、堤瑞君、田端まどかさん、間藤千草さん、東山佳奈美さん、岡田雄成君、宮楠昂之君そして片山清愛君です。
 

子どもたちも去って、舞台には山伏と牛若丸が残されます。

薪能 「鞍馬天狗」山伏と牛若丸

山伏は、平家を滅ぼすための兵法の極意を伝えようと言って去ります。

中入り後、間狂言で木の葉天狗がひと暴れすると、大天狗の登場です。

薪能「鞍馬天狗」大天狗登場  

鞍馬山の大天狗と牛若丸。

能「鞍馬天狗」大天狗と牛若丸   能「鞍馬天狗」 牛若丸に奥義を伝える大天狗


大天狗は、兵法の奥義を伝え、将来平家を倒す時には、必ず加勢すると約束をして消え去ります。


能「鞍馬天狗」 大天狗


すべて終了すると、お客様を送り出して、後片付けです。

7時20分頃に能が終了し、9時までにここを出なければいけません。

ホッとするのは、まだまだ先です(笑)

薪能 片づけ

のぼりを回収し、テントを解体して、客席のブルーシートを片づけ、400脚の椅子を体育館に戻し、いろんな荷物をしまいます。

薪能 片づけ

次の日は、朝から片づけです。

テントやブルーシートや布類を干します。

テント6張は、星林高校に返して、用具をすべて、元の所に戻します。

あとは、あちこちにお礼や挨拶回りをして、今年の薪能は、一応終了です。

でもすぐにまた来年の準備にかからなければいけません。

来年は、10月13日(日)です。

特に、来年は、15周年記念として、「野村萬斎狂言会」を6月28日に開催するので、その準備にはすぐにかからないといけないと思います。

また、よろしくお願いしますね。 
【2012.10.13 Saturday 16:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
| 第14回薪能 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
第14回万葉薪能 ドキュメント その1
第14回万葉薪能の当日の様子を報告します。

写真も多く、長くなりますが、お付き合いください。

スタッフは10時集合ですが、どういうわけか8時頃から集まってきます(笑)

雨上がりの能舞台

前夜の雨もあがり、良い天気です。

ただ、ブルーシートを敷いていても、舞台は濡れています。

雨上がりの能舞台

まず、その舞台を拭きあげます。

薪能 のぼりの準備

本部近くでは、のぼりの準備をする女性たち。

男性は、テント6張を組み立てます。

薪能 椅子運び

3台の軽トラックで、パイプ椅子をピストン輸送。

体育館から、400脚を出します。

薪能 椅子並べ

多くの人で、バケツリレーの要領で運びます。

薪能 のぼりの設置へ

出来上がったのぼりを、軽トラックに積み込んで、設置に行きます。

公園内から、あしべ橋まで、のぼりを立てに行きます。

薪能 椅子並べ

並べた椅子は、1脚1脚きれいに拭きます。

薪能 提灯

野外ステージに「万葉薪能」の提灯を飾ります。

片男波公園野外ステージが、万葉薪能の舞台に変わります。

薪能 能舞台

能舞台の橋掛かりに松を飾ります。

今年は、子どもたちが並ぶので、例年より低く飾ります。

その能舞台では、四方に張る笹を立てます。

今朝、刈り取ってきた笹竹です。

能舞台 竹を立てる

四方に御幣を付けて、準備完了です。

能舞台 四方の御幣

揚幕を張ります。

 薪能 揚幕

舞台の竹も、もう一度磨きます。

能舞台 竹磨き


それぞれが、誰に言われるわけでもなく、淡々と役割をこなしていきます。

これも14年の積み上げでしょうか。

椅子を並べて、拭き終わったら、友の会会員席を準備します。

薪能 友の会席

薪能での主役、篝火も準備します。

舞台の両脇と出入り口に設置します。

薪能 薪の準備


午後2時、京都より片山九郎右衛門師が自ら車を運転して、到着します。

そして、休む間もなく、すぐに場当たりです。清愛君と真剣に取り組みます。

薪能 片山九郎右衛門の場当たり


万葉館から舞台まで、車で送る間、遊具を見つけた清愛君が「遊びたい〜!」と言っていたのが子どもらしくて可愛かったですね。

能ワーク 舞台を伺う子どもたち

その稽古の様子を揚幕から伺う子どもたち。

能ワーク 子どもたちの着付け

その子どもたちの着付けは、本物の役者さんに手伝ってもらいます。

能ワーク 子どもたち整列

子どもたちの舞台での場当たり。袴をつけて、少し歩きにくそうです。

能「鞍馬天狗」場当たり     能「鞍馬天狗」の場当たり  

能役者の方々と一緒に、真剣に場当たりに取り組みます。

舞台の準備が着々と進む中、開場1時間ほど前から、お客さんが並んでくれています。

薪能 開場前に並ぶお客さん

良い舞台を見てもらわないと…少し責任を感じます。

薪能 火入れ式の奉行の着付け

傍らでは、女性陣に着替えのテントを奪われた、火入れ式のお奉行さんが着付けをしています。

薪能 万葉衣装を着た女子高生

入り口では、万葉衣装に身を包んだ、女子高生がお客さんを待ち受けます。

薪能 さぁ、開場です

さぁ、開場です。

会員の国会議員も県会議員も関係なく、お客さんの座布団を配る係りです。

いよいよ開演です。


その2に続きます…。





 
【2012.10.12 Friday 23:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
| 第14回薪能 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
第14回万葉薪能開催
薪能が無事に終了し、会場の後片付けと打ち上げが終わりました。

詳しいことは、また落ち着いてからアップするとして、とりあえず、報告とお礼を。

雨が上がり、開場前から、大勢の観客の方がつめかけてくださいました。

薪能 開場前に並ぶお客さん

もうすぐ、開演という時の会場内は、ほぼ満員です。

開演前の観客

火入れ式と能ワークショップの演技のあと、小林慶三師の仕舞「天鼓」。

続いて、狂言「口真似」で、皆さん大笑いです。

狂言 口真似

そのあと、能「鞍馬天狗」

薪能 鞍馬天狗

山伏姿の10世片山九郎右衛門。

子方の子どもたちも登場します。

薪能 鞍馬天狗 子方

その姿を会場みんなで、優しく見つめます。

薪能 情景

薪能 満員の観客

舞台と観客が近い薪能会場です。

後半は、鞍馬山の大天狗と牛若丸の場面。

能 「鞍馬天狗」

片山九郎右衛門師と子息の清愛君です。

ここ数年、入場者が減ってきていたので、今回は本当に嬉しい満員の会場です。

本当にありがとうございました。

これからも、よろしくお願いします。
 
【2012.10.08 Monday 00:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
| 第14回薪能 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
薪能 リハーサル
今、外では雨が降っています。

明日は、晴れるという予報ですが、少し心配です。

今日は、星林高校で、テントを6張借りました。

あとは、あちこちに預けている道具を、軽トラック5台で集めます。

午後2時過ぎに、薪能会場の片男波公園野外ステージに到着すると、能ワークショップのリハーサルの最中です。

能ワーク 見守る人たち

家族の方も、見守っています。

明日が本番です。そしてその本番の舞台でのリハーサルですから、皆さん少し緊張気味です。

能ワーク リハーサル

その側では、楽屋にするテントの設営中です。

薪能 テント設営

能舞台 橋掛かりの松

橋掛かりを飾る松も、ちょうど良い長さにします。

その橋掛かりに、子どもたちが整列。互いの間隔を確認します。

能ワーク 子どもたち整列

宮楠君のジャンプ。高く飛んでいますが、そんなに高く飛ばなくていいという注意が…。

能ワーク 高く飛べ

緊張感漂う中、子どもたちは少しの時間を見つけては、遊びまわります。


薪能 遊ぶ子どもたち

昨日、テレビに映ったことも大喜びで喋っています。

大人の方は、真剣に自主練習を。

能ワーク 大人の自主練習

リハーサルが終わるころ、空が曇ってきました。

設置した照明の背景も、暗い雲が…。

照明 曇り空に

もしもの雨のために、舞台をブルーシートで被います。

今となっては、それがよかったようですね。

雨準備の舞台

これを書いているうちに、雨も上がったようです。

明日は、朝から晴天を期待します。

芝生の上にブルーシートを敷いて、座布団の上で鑑賞していただくので、芝生の乾き具合が心配です。

朝一番に確認しなければいけません。

明日の晴天を祈って。






 
【2012.10.06 Saturday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
| 第14回薪能 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
薪能まで、あと3日!
今日は、10月4日(木)

薪能本番まで、あと3日になりました。

プログラムも完成し、発送しています。

薪能 プログラム

明日、金曜日には、舞台設営が始まります。

薪能 舞台設営

軽トラックを5台用意します。

運営委員やボランティアのスタッフの出欠を確認し、その配置を考えます。

天候は大丈夫なようですが、一応雨の時の準備も考えます。

一年間準備をして、迎えます。


明日、10月5日(金)午後6時10分から、NHK和歌山放送局の 『あすのWA!』で、9月29日の小林慶三師宅の能舞台での練習の様子が放映されます。

夕食時ですが、楽しみに見ていてください。

小林先生の仕舞や子どもたちの様子も放映されるようです。

【2012.10.05 Friday 23:30】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
| 第14回薪能 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |