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御船の滝

白屋岳でコアジサイに包まれたあとは、近くの御船の滝を訪れることに。

 

今までは、厳冬期に、関西では数少ない氷瀑を楽しみに、2回ほど行きましたが、氷のない季節は初めてです。

 

御船の滝

 

冬は、井氷鹿(いびか)の里に車を停めて、そこから凍り付いた林道を1時間ほど歩いて辿り着きますが、今回は滝近くまで車を乗りつけます。

 

林道から滝の方に入りますが、途中に掛かっているアルミ橋が新しくなっています。

 

少し進むと、頭上から音が降り注ぎ、仰ぎ見ると水が降ってきます。

 

御船の滝

 

梅雨時なので、水量も多いようです。大きな音を立てて、勢いよく落下してきます。

 

御船の滝

 

50mほどの滝ですが、なかなか見事です。

 

御船の滝

 

滝壺が小さいので、すぐ近くまで行けますが、水飛沫も降ってきます。

 

御船の滝

 

ここでも、コアジサイが咲いています。

少し登った東屋から、正面に滝を眺めながら、いつものようにコーヒーを淹れます。

 

御船の滝

 

誰も来ませんので、独り占めです。

【2020.06.26 Friday 12:30】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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白屋岳のコアジサイ

シトシトと雨の降る梅雨の中にも、楽しませてくれるアジサイの花。

 

そんなアジサイの中でも、小さな花をつけるコアジサイ。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

コアジサイは、林内に自生する薄い水色のふわふわした、やさしい花です。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

そのコアジサイの群生が見られるのが、奈良県の東吉野村と川上村の村境にある足ノ郷峠。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

林道武木(たきぎ)小川線沿いの山の斜面に500mに亘って咲いています。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

ただ昨年までは、自由に撮影できたのですが、何かトラブルがあったようで、今年は立入禁止の立札が…

 

撮影させてもらう方も気を付けないといけませんね。

 

背後の白屋岳(1177m)の登山道にもコアジサイが咲いていることは知っていたので、そちらに向かいます。

 

そちらは、立入禁止になっていません。

 

登山と言っても、970mまでは車で上がってきているので、30分ほどです。

 

ただ写真を撮りながらなので、倍以上はかかります。

 

 

山頂は狭く、南西の方向が開けています。

 

白屋岳

 

吉野川が流れ、大普賢岳から山上ヶ岳、稲村ヶ岳から大天井ヶ岳まで見えています。

 

途中には、右手の崖から左手の谷に向かって、一面コアジサイに覆われた場所もあります。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

普通の紫陽花ではあまり感じませんが、付近一帯がほんのりと甘い香りに包まれます。

 

足の郷峠のコアジサイ

 

木立から差し込む日差しに、キラキラと輝いています。

【2020.06.22 Monday 22:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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蓮の花とササユリ

御坊市北吉田の蓮の郷で、御坊生まれの舞妃蓮が見頃というので出かけます。

 

一番綺麗な8時頃に着くように出発します。

 

蓮の郷

 

ハスの花は、4日間咲いているそうです。

 

初日は、蕾が少し開く程度。

 

蓮の郷

 

2日目が一番綺麗で、一旦満開になり午後にまた蕾に戻ります

 

蓮の郷

 

3日目は、2日目と同じようですが、色が薄くなり、花は開いたまま夜を迎えます。

 

蓮の郷

 

4日目、早くから完全に開き、すぐに散り始め、午後には全ての花弁を落とします。

 

綺麗に咲いています。蕾もまだたくさんあるので、まだまだ見頃が続きそうです。

 

蓮の郷

 

係の方とも話しましたが、苦労をして、ここ3年程前から綺麗に咲いてくれるようになったそうです。

 

 

蓮の郷のあとは、リフレッシュエリア美山の里森林公園にササユリを見に行きます。

 

みやまの里

 

日本一のササユリが咲く公園を目指そうと毎年球根の植栽に取り組んでいました。

 

今年もそろそろ見頃かと思い、蓮の花のあとに訪れてみました。

 

ただ、係の人に聞いてみると、今年は、イノシシにすべて掘り返されたようで、あの藤棚ロードのところにもほとんどないということでした。

 

これは、入り口の土手の斜面に少し残っていたものです。

 

みやまの里

 

みやまの里

 

みやまの里

【2020.06.20 Saturday 12:30】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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あじさい寺へ

夜来の雨が上がって、少し青空も見えてきた日曜日、紫陽花でも見に行こうかと南へ車を走らせます。

 

42号線を南下して、下津に入ると、長保寺の標識が目に入りました。

 

紀州徳川家の菩提寺。

 

長保寺

 

広大な廟所があり、将軍になった吉宗と家茂以外の歴代の藩主が眠っています。

 

大門と本堂と多宝塔が揃って国宝に指定されています。

 

長保寺

 

参道の脇にも紫陽花が植えられています。

 

長保寺

 

階段を上った境内の周囲にも紫陽花が咲いています。

 

長保寺

 

長保寺から、42号線を南下して、有田市に入ります。

 

狭い道を通り抜けて辿り着いた仁平寺。

 

仁平寺

 

あじさい寺として有名ですね。

 

無住ですが、地元の方がお世話をしてくれています。

 

仁平寺

 

今年は、あじさい祭りは中止ですが、それでも紫陽花は綺麗に咲いています。

 

仁平寺

 

祭が中止になったので、少し手入れが行き届かないような気もしますが、そのためか、溢れるような咲き方ですね。

 

仁平寺

 

次は、県道海南金屋線を北上します。

 

海南市の願成寺。

 

願成寺

 

ここも無住ですが、あじさいの寺として知られています。

 

願成寺

 

それほどきっちり手入れされているようでもなく、自然な感じで咲いています。

 

願成寺

 

家族連れやカップル等、次々と訪れます。

【2020.06.18 Thursday 21:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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穂高の記憶 自粛中です。

あちこちの山小屋からも、休止の連絡が来ています。


その上、穂高では群発地震も発生しているようで、西穂山荘からも「今は、山に来ないでください」というメールが届きます。

 

5年前、還暦になって、別に何が変わったということはないのですが、ふと満開の桜などを見ると、この先何度見ることができるだろうと思ったりします。

 

そこで、昔よく行ったところにもう一度行ってみようと、あちこち訪ねています。

 

そして、まず5年前のGWに向かったのが、穂高です。

 

和歌山からは、片道430km。高速で6時間ほどかかります。

 

前泊し、始発のロープウェイで展望台に急ぐ大勢の人を横目に、登山靴の紐を締め直し、ゲーターを着けて、ヘルメットを被り、アイゼンを装着します。

 

最初は、オオシラビソとダケカンバの林間の道です。雪は、4050cmくらい。

 

西穂高岳

 

温かくなってきたので、雪が腐って踏み抜きやすくなるので注意しながら進みます。

 

視界の開けた所から見える山々は、展望台から見る山とは、違って見えます。

 

西穂独標 槍ヶ岳(3180m)北穂高岳(3106m)奥穂高岳(3190m)

 

1時間30分ほどの登りで、森林限界を突破して稜線に出ます。

 

目の前に西穂山荘が現れ、少し休憩です。

 

南には、焼岳から乗鞍岳。上高地を挟んで、霞沢岳。

 

上高地 霞沢岳・乗鞍岳・焼岳

 

東には明神岳から前穂高、有名な釣り尾根を挟んで奥穂高岳に続きます。

 

西穂独標 奥穂高岳(3190m) 前穂高岳(3090m)

 

目の前には、これから進む西穂独標の向こうにピラミッドピーク、西穂高岳が聳えています。

 

西穂独標

 

西の方には、笠が岳や抜戸岳のなだらかな稜線が続いています。

 

360°見渡せる、丸山を過ぎると稜線はがれた岩稜歩きに変わります。

 

西穂独標 前穂高岳(3090m)

 

もう雪はありません。風が強く、崖が急なので、雪も留まっていられないようです。

 

霞沢岳 霞沢岳(2646m)

 

独標に近づくと、道はますます急に。

 

奥穂高岳 奥穂高岳(3190m)

 

忠実に三点支持を守りながら、鎖も使ってよじ登ります。

 

西穂独標

 

西穂独標 標高2701m11峰とペンキで書かれています。

 

西穂独標 笠ヶ岳(2897m)抜戸岳(2813m)

 

この時点で、12時頃。

 

ここから西穂高本峰を往復するには、急峻な岩場を伝って、あと10個のピークを越えていく必要があります。

 

西穂独標 ピラミッドピーク(2750m)西穂高岳(2909m)奥穂高岳(3190m)

 

今の体力だと、3時間ほどはかかるでしょう。

 

独標から西穂山荘を経て、元に帰るには2時間ほど。

 

明るいうちには戻れないだろうと、この日はここから引き返すことに。

 

滑落が起きやすいのは下りなので、特に気を付けながら進みます。

 

山小屋からは、今日、7月14日まで休業するという知らせが届きました。
【2020.05.05 Tuesday 20:00】 author : 和歌の浦万葉薪能の会
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